SSブログ

電子QSLへのアップ

今週末はAll Asian DX ContestのCW部門が開催されていますが、アマパンハムの当局に聞こえるのはJAの常連局ばかり。リグにがぶりつきになっていてもしようがないので、久しぶりにeQSLとLOTWにログをアップしました。LOTWをご存知ない方もいらっしゃると思うので、簡単に紹介しておくと”Logbook of the World”というARRLが運営している、日本のQSO Bankと同じような仕組みのワールドワイドな電子QSLシステムです。

ちょうど300QSOをアップしたのですが、LOTWでは15の電子QSLを新たにコンファームすることができました。5%のコンファーム率ですが、LOTWではサーバにアップされたログのデータが交信相手のものと突合され、内容が合致したものについてQSLが発行されていきます。よって相手側が新たにログをアップすれば、この数字は上がっていくことになります。

ブログネタにと思い、少し調べてみました。
LOTW全体でのコンファーム率は、LOTWのWeb上の数字から計算するに7.95%。
当局は20年前ぐらいからの全QSOデータをアップしていますが、5.31%です。平均より低いのですが、この理由は経験則にわかっています。

当局のコンファーム率を国内QSO、海外QSOで分類して計算すると以下のような数字になりました。
国内QSO:0.6%
海外QSO:15.9%

当局の交信相手は概ね7割がJA、3割がDXです。半分以上を占めるJA局のコンファーム率が極端に低いことが理由です。それにしてもJAとDXでずいぶん数字に開きがあります。
DXのコンファーム率が高くなっているのは、当局のようなアパマンハムの局が交信できるのはそれなりの設備を持った局となり、LOTWに加わっている確率も高いからかと思います。また、JA局が低くなっている理由のひとつとして考えられるのは、LOTWの目的からして国内局同士のQSOはアップしない方がおられるのだろうと思います。でも総体的に見てJA局のLOTWの使用率が低いのではないでしょうか。

LOTWは開始時の手続きがeQSLやQSO Bankに比べかなり複雑(専用のソフトをダウンロードして暗号鍵ファイルを作成し、ARRLに送る。Non-USA局はさらに免許状のコピーを郵送する必要がある)なのですが、これで得た電子QSLはDXCCの申請に使えるので重宝します。私は昨夏DXCCを初めて申請しましたが、いくつかのエンティティはLOTWで得た電子QSLだけが頼りでした。ちなみに昨秋の3B7CのQSLはビューロー経由ではまだですが、LOTWでは4月末に得ています。あまりお金をかけずにそこそこDXCCを追いかけたい人にとっては便利かと思います。ペーパーQSLのダイレクト請求だと1回あたりトータル300円ぐらいかかりますからね。冷静になって考えると高い絵ハガキです。昔、NYを旅行した際、エンパイアステートビルの展望台で売店のお兄さんが「イチマイ、イチドル」と言って絵ハガキを売っていたのを「高いなあ」と思った記憶がよみがえります。

なお、これまでは固定も移動も一緒にアップしていたのですが、先般、”JP1PZE/1”のアカウントを作成し、移動時のQSOはそちらのアカウントでアップしました。サイパンで運用したAD7RT/AH0のデータもアップしなければなりませんね。

そういえば先月からでしたか、バーテックススタンダードがLOTWのスポンサーになったようで、LOTWのWebの先頭ページのタイトルカラーが黒になりました。個人的には以前のネイビーブルーが好きなのですが・・・・。

とりあえず、トップページをご紹介しておくと。
https://p1k.arrl.org/lotw/default


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。