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10年目のリニューアル(完) [機器]

話が前後してしまうが、3月にベランダアンテナを強化。再開当初に使ったのは前回の記事に書いたOutBacker。オーストラリア製だが、名前のとおりオーストラリアのアウトバックで使うことを念頭に置いたアンテナでお化けモービルホイップである。長さは2.4m、重さが1Kg近くあり、これをベランダから斜めに、しかも使う時だけ突き出すのは結構勇気がいる(固定なら最初から頑丈な機構で固定すればよいが・・・)。結局だんだん使わなくなり、その一方で屋外型アンテナチューナーも購入していたので、ATU+振り出しアルミエレメント(長さ約2.6M)に変わっていった。今回の変更は・・・

1.アルミエレメントを1ランク上の太さのものに交換(基部から順に9mm、7mm、5mm)
2.さらに電気的なエレメント径を太くするため、エレメントから数mm離れたところにアルミ線(2本撚り)を並行して沿わせた
3.先端のアルミパイプの中にさらに3mm径のパイプを挿入して、必要に応じて取り出してエレメントを延長できるように改良
4.水道用のVPパイプに巻いた外付けコイルを設け、電気的エレメント長を長くできるように改良(コイルはアルミエレメントとチューナーの給電部との間の接続ワイヤの中間に設け、コイルのタップ切り替えは手作業)
5.上記1~3により、アンテナが重くなったので、突き出した際のバランスをとるためのカウンターウエイトや回転機構の金属部品も交換、あるいは強化。

以前、どなたかのサイトで読んだが、100W機のリグの出力が70Wしかないのでメーカーに問い合わせたところ、内蔵アンテナチューナーをONにするとそうなる可能性があるとの返事だったとのこと。30Wもロスがあるのかと驚いてしまうかもしれないが、デシベル換算では1db強だから驚くことではない。チューナーの小型のコイルやコンデンサを多用する状態ではそうなってしまうのだろう。ということで、外付けのコイルを設けた。正確に計算したわけでないが(ベランダという環境なので、正確に計算する必要もないと思う)、コイルを挿入した場合に10Mz~14Mzの1/4波長に近づくようにした。

このアンテナで3月のWPXの際に14MhzのVK9LAをゲットできた。CWなら簡単なはずだが、Phoneでできたことに意義がある。

ということで、昨年来からのリニューアル作業はこれでほぼ終了。過去10年間、その場その場で用意してきた機材を今の運用スタイルに合わせるというのもあったが、サイクル24前半に向けた整備という意味もある。いったんコンディションが上昇し始めるとハイペースで上がっていくはずなので、それからリグとアンテナの整備をしていては遅い。


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