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1/2λノンラジアルバーチカル(おそらく「完」) [アンテナ]

昨秋に作り始めた18M帯用のエンドフェッドアンテナ。当初はリンクコイルを介して共振回路に給電する仕組みを考えていたが、うまくいかない。結局、LとCのL型ネットワークでインピーダンス変換し、ハイインピーダンスで給電する方式とした。4月3日の午後、朝霞水門で調整。結果、なぜか、エレメント長が1/2λより長い8.7mあたりでSWRが1.6ぐらいになる。とりあえず使えそうなのでリグにつないでみるとヨーロッパが良好に聞こえる。電圧給電アンテナだけに回り込みが怖い。まずは10w送信ぐらいからと思っていたが、ヨーロッパが聞こえるとあっては・・・。いきなり50wでトライ。EAの局を呼んだら、あっさりと599(His)-539(My)でQSO成立。その後もUA0とQSO。その間、リグの誤動作などはなし。感電もしない。自作のシングルエレメントのワイヤアンテナでの1st QSOがEAとは、随分できすぎた話であるが・・・。

翌日曜朝、いつもの場所で運用。このアンテナの再現性を試したがうまく行かない。SWR=2ぐらいで、使えないわけでもなさそうであるが、16Mhz台でも共振点らしきものがあるのが気になる。どうやら計算値より長くなっているエレメントがここで共振しているのではないかということで、原則に従って1/2λの95%に設定すると18.0MhzあたりでSWRが見事に1.1あたりまで下がった。リグにつなぐと、XVが強力に入感している。パイルになっていたが、無事ゲット。
EFHWA.jpgSWR.jpg

昨秋以来の試行錯誤もこれで終わりのようだ。あとは同軸コンデンサを新品のケーブルを用いたものに置換し、電線を接いで作ったコイルも巻きなおした方がよさそうだ。当初はコイルにタップを設け、コンデンサを取り替えることによって給電部を14M/18M共用にしようかとも考えたが、難しいものにせず別々に作った方がよいかもしれない。何しろポールを2本立てることができるようになっているので。

P.S.
右の写真では、SWRアナライザの値が74ΩなのにSWR=1.1となっている。軽い回り込みが発生して悪影響を与えているのだろうか? リグのSWR計はほとんど振れない。

2010/04/16追記
以前の記事に書いたが回り込み防止のため、給電部の中にコモンモードチョークを入れてある(FT-114-43の2枚重ねに1.5D-HQ SuperをW1JR巻き15回)。写真をアップします。
Coil_1.jpg
Coil_2.jpg

2016/05/23追記
これまでの経緯をホームページにまとめました

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