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40mバンド用Micro Vertの製作(2) [アンテナ]

ある日の夕方、あたりが薄暗くなったところを怪しげなアルミパイプ類を車に積み込んで、いつもの移動場所(荒川河川敷)へ。4.6mの伸縮ポールの先端にラジエーターを取り付け、初めて全体を組み上げる。

アンテナアナライザで測定すると、6.9Mhzあたりで、見事にSWRが1.1まで下がる。こんな非対称アンテナなのにすごい再現性だ。ラジエーターを少し短くして、ちょうど7MhzあたりでSWR最小となったので、早速運用。まずUA0を呼んでQSO。運用が始まったV84SMD(Brunei)が聞こえるのでパイルに参戦。パイルの幅はup1-2の中規模パイル。何度か呼んでゲット。バンドニュー。ニンマリしたところでVNAを取り出し、改めて測定。
20121113_7M_MV.jpg
もう少し、共振周波数を上げた方がいいようだが(緑線がSWR。グラフ一番下がSWR=1、0.5/DIV)、バンド下端なら実用上何の問題もない。SWR<1.5の幅は約100Khzぐらいだろうか。チューナーなしでも、バンド全域の200Khzはなんとかなりそうだ。もっとも、ラジエーター長は調整可能だから、Phone/CW、その時のQRVに合わせて調整すればよいが・・・。VNAにPort Extensionを設定せず測定したので、真の給電点の値ではないが、Rが最小となる周波数とX=0となる周波数が離れているのが気になる。そのR最小値も40オーム未満だ。カウンタポイズの長さがなぜ1/4λでないのかが、このアンテナの疑問点なのだが、ラジエーターだけでなく、カウンタポイズも少し短くした方がよいのかもしれない。手持ちのケーブルを組み合わせて、長さを変えて反応を確かめたいと思っている。

なお、この時点でのラジエーターは32mm径部分が50cm、28mm径部分が111cm、25mm径部分が65cmと合計226cm。

考案者の意向で、商品化されていないが、これだけの性能と再現性。商品化すれば売れるのではないだろうか? アマチュア精神で自作せよということなのだろう。CQ WW CWの40mはこれで勝負。気が早いのだが、できれば80mバンド用もと思っている。長いアルミ伸縮ポールが欲しくなった。

P.S.
夕方から夜にかけてこっそりやっているので写真はありません。


タグ:Micro Vert
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