SSブログ

MicroVert再訪(3) [アンテナ]

測定結果。まずはPort Extensionをカウンタポイズ用CMFの外側(トランシーバー側)に設定。発明者DL7PEの原典資料で、Microvertの給電点と説明されている場所。測定はminiVNA PRO+vna/Jによる。
40m_MV_Rs-Xs_1.jpg
青線は純抵抗分、赤線はリアクタンス分(クリックで拡大。以下、同じ)。ははぁー、こういう形、初めてですね。教科書に出てくるダイポールなんかのグラフと比べると大違い。共振周波数は6,950Khzあたりで、そのときのインピーダンスは60+j10Ωあたりということだろうか。それにしても、両方とも美しいカーブだ。純抵抗分は左右対称、リアクタンス分は点対称。次は同軸ケーブルとコイルの接続点。
40m_MV_Rs-Xs_2.jpg
以前、VNWAでPort Extensionを設定せずに測定したが、そのときのグラフと形が似ている。

ちなみに、VNWAでもPort Extensionを設定して同じように測定した。以前の記事に書いたSパラメーターファイルのエクスポート、インポート機能でデータを使いまわししているわけではありません。別々に測定しました。グラフはほぼ同じ形。緑線がSWR。
40m_MV_Rs-Xs_3.jpg
40m_MV_Rs-Xs_4.jpg

ご覧のとおり、共振周波数が7Mhzより下になっている。もう少し、ラジエーターを短くする必要がある。また、共振時の給電点インピーダンスは約60Ω。まあ、別にこのままでもいいのだが、MicroVertの動作原理に対する自分の理解からすると、これをもう少し低くするには、カウンタポイズを長くした方がよいと想像している。あと、それを補うために、ラジエーターをさらに短くする、かな? もっとも、ラジエーターを短くして共振周波数を高くすると、その周波数におけるカウンタポイズの電気長は長くなるから、それでうまくいくかも。


タグ:Micro Vert
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

MicroVert再訪(2)MicroVert再訪(4) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。