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モービルホイップで衛星通信 [機器]

衛星通信を行う際は、ベランダにマルドルのFOX-727を持ち出してつど設営(というほどでもないが)を行っている。V/U帯の小型八木ではあるが、それを出しっ放しにしておくのには抵抗感があるため。日中、人目につく形で八木アンテナを出すことについても同様なので、QRVはVO-52の夜間の北上パスのみである。衛星通信では衛星の追尾を行う必要があるが、当局はもちろん手回しである。ビームがブロードなので神経質になる必要はないが、それでも衛星が可視範囲にある間、1~2回はベランダに赴くことになる。以前使っていたモービルホイップのベランダ取付金具に変角機構がついているのを思い出し、モービルホイップでVO-52にトライしてみた。衛星の最大仰角に合わせてアンテナを傾けて設置すると、アンテナの向きを変えるという作業が不要になる。なお、アンテナは第一電波のSG7900である。

ここ一週間、いくつかのパスでQRVしたが、結果的に4QSOに成功。だが、いずれの場合も信号はギリギリの状態だった。後で確認したが、FOX-727のゲインは9.5dBi(144M)/11.15dBi(430M)、SG7900は5.0dB(144M)/7.6dB(430M)。SG7900は"dB"としか記載がないが、おそらくdBiだろう。カタログスペックによるとトータルゲインでFOX-727に比べ約8db劣ることになる。FOX-727を用いた場合でもそんな余裕があるわけでないので、マイナス8dbは厳しい数字である。VO-52がどのような形状・姿勢で飛行しているのか知らないがQSBも大きいように感じた。
高仰角のパスの方が衛星との距離が近く有利なはずだが、その分、ベランダの庇に見通しがさえぎられ必ずしも、うまく行くわけでないこともわかった。結局あまりメりットがないことに。ただ、FOX-727を用いないのでもQRVできることがわかったので、午前の南下パスでも何とか衛星通信をやれそうな感触。
Mobile_Whip_for_Satellite.jpg
(こんな感じで傾けます)


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