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続・シルバーウィーク -1/2λノンラジアルバーチカル- [アンテナ]

連休後半は、以前から作ろうと思っていた”1/2λノンラジアルバーチカル”の製作にトライ。聞きなれない名前かも知れないが、要するにサガ電子で販売しているツェップライクアンテナと同じで、これを垂直で使用するから自分ではそう呼んでいる。もちろん水平で使用しても構わない。名前からわかるとおり、アースが不要で、おそらく1/4λの接地アンテナより実用上、低い打ち上げ角を持っているのではと思っている。片端給電なので架設も楽である。実はサガ電子の21M帯用の”ZA-21”を持っているが、垂直で使用してVP2EをSSBでゲットしたことがある(移動なので出力50W)。このときは、よくわからずにカーボン竿の中にエレメントを通して使っていた。カーボン竿は導電性があるため、カーボンにエネルギーが吸収されてしまうらしい。それでもカリブまで届くのだから、ちゃんとグラスファイバー竿を使えば、もっとすごいのではと思っている。

21M帯用は持っているので、作るのは14M帯用。給電部の回路データはJK7TKEさんのWebを参考にさせていただいた。ただ、手元にある材料(ジャンク)の有効利用のため、
①コイルに用いる線材はPEW線でなく、ビニール被覆線
②コンデンサに用いる同軸は3C-2Vでなく3C-FVR
であることが、TKEさんとデータと違う。このため、
①被覆の厚みの分だけコイルが疎巻きになるため、巻き数を増やす必要がありそう。
②3C-FVRは線間容量が低いため、同軸コンデンサを長くする必要がある。

オリジナルのデータでは塩ビパイプVP30に8回巻き、3C-2Vが21cmとある。が、結局、VP30に1.5mmスクエアの被覆線10ターン巻いたコイルを作り、40cm長の3C-FVRの芯線と編組をそれぞれコイルの両端に接続してLC共振回路を作った。都合、同軸コンデンサの芯線と編組が重なる部分は37cmである。

さっそくSWRアナライザで共振周波数を測ると・・・。18.6Mhzと出た。随分ズレている。Lがまだ小さいということか。まあいいや、せっかくだから18M帯用のアンテナにでもするか。TKEさんのWebにも、結局、隣のバンド用になってしまうというような記述もある。18M帯用のちゃんとしたアンテナはないし、この際・・・と思ったが、待てよ、18.6Mhzということは18M帯用にも足りないということではないか? 上述の通り、21M帯用はあるので、これ以上作る必要はない。18M帯用にするにはLかCを増やす必要があるが、取り回しを考えると同軸コンデンサを長くしたくない。みっともないが、被覆線を継ぎ足し1ターン追加し、結果、共振周波数は17.7Mhzとなった。これで一件落着。あとは同軸を切り詰めていけば大丈夫だろう。(続く)

18Mhz_coil.jpg

resonant.jpg

2016/05/23追記
これまでの経緯をホームページにまとめました

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