SSブログ

FCCライセンス試験:7月からElement2の問題が変わります [免許・資格]

次の週末はWPX RTTYコンテスト。いよいよ春のDXシーズンの幕開け。この週末はそれに向けて移動用のアンテナの調整を行なおうと思ったが、強風と寒さのため中止。ということで閑話休題。

QST誌の1月号によると、FCCライセンス試験のElement2、すなわち目指す級にかかわらず初めて受験する人なら最初に受験する試験の問題(正確に言うとクエスチョンプール)が、7月1日以降変更になるとのこと。新しいクエスチョンプールはここで公開されている。7月以降に受験を予定されている方はご注意。

Element2を合格するとテクニシャン級の資格が得られる。最初の試験であり簡単と思われがちであるが、個人的には侮れないと思っている。最初であるが故に米国におけるアマチュア無線に関する基本的な問題が出題され、それが日本と微妙に違っていたりする。緊急事態における対応に関する問題など日本人があまり考えたことのないイシューが出題されたりもする。よその国の制度に関することなので、考えるような問題でなく、ただ覚えるのみだが、そうすんなりと腹落ちしない。

せっかくなので他のElementについても言及するとElement3(Element2に加え、これに合格するとジェネラル級が得られる)は回路理論の出題比率が高まる。学問として電気・電子系を修めた方にとっては、こちらの方が簡単ではないかと思っている。

Element4(さらに、これに合格すると上がりでエクストラ級が得られる)は、アマチュア無線の実践に関する問題がでてくる。したがって対象分野を実際にやっている人にとっては簡単である。例えば、「14MバンドでPSKはどのあたりで聞こえるか?」。PSKをやっている人にとっては試験勉強不要である。もっとも、EMEやMS(流星反射)通信なども対象であるから一筋縄ではいかない。LC発振回路に関する問題もあり、ハートレー、コルピッツ、ピアーズなど出てくる。今はどうか知らないが、昔は電話級の試験範囲であり、勉強したことがある。うーん、難しいですね。今やメーカー製はDDSで、ブラックボックス化していますから。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。