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買っちゃった・・・ VNA(Vector Network Analyzer) [エンジニアリング]

ほとんど衝動買いです。ほぼ5万円(365.5英ポンド)。これで、今年買うかもしれなかったTS-590が遠のいた。

当局が持っている測定器といえば、テスタとSWRアナライザのMFJ-259B。エンジニアリング派の方からすれば、これって測定器か?といわれそうだが、なんだかんだいって、これでトラップアンテナやエンドフェッドアンテナを作ってきた。が、最近MFJ-259Bには限界を感じてきている。以前書いた記事でわかったが、しょせんホビー用の精度しかないことがわかった。個体差かもしれないが、いずれにせよそういう精度だ。まあ、向こうもホビー用として売っているのだから期待するほうが無理か?

QST誌に測定器の広告がいろいろ出ているが、メーカーやディーラーのホームページを見ると結構お高い(いや、測定器なんて本来そんなものかもしれない)。そんな中、ネットサーフィンしていて見つけたのが、今回購入したVNWA2VNWA2.jpg
USB経由でPCと接続して使うネットワークアナライザだ。ドイツの局(この方は大学教授でもある)が作ったものでボランティア的に販売されている。昨年まではキットもあったようだが、今は完成品の販売のみ。まあ、1.3Ghzまで使えるらしいから、そんな機器を組立てるには、それなりのスキルが必要かもしれない。ひょっとしたらいずれ販売中止になるかもしれないと思ったことも、購入を後押しした。ネットワークアナライザとは2端子対回路のSパラメータを測定する機器というのが定義のようだ。早速Sパラメータをにわか勉強。なるほど、反射損失(=SWR)や挿入ロスを測定できるらしい。"Vector”というから絶対値と位相が測定できる。おまけ的機能らしいが、100Mhzまでのスペアナもついているようだ。高価な測定器といえばスペアナと思い込んでいる身には、それだけで食指が動く。もっとも、最近のリグについているバンドスコープだってスペアナの一種だが。

自分には、持て余しそうな感じもなくはないが、とりあえず、自作アンテナのインピーダンス測定&マッチングの改善に使うことになるだろう。今後、いろいろアップしていきます。

P.S.
上の記事はオーダー時点で書いたものだが、本日到着。ドライバ、アプリケーション、ヘルプファイルをインストールし、何とか動作するまでにたどりついた。が、商業ベースでないためか、相当の知識を持っている人を前提としているようだ。マニュアル・ヘルプファイルも親切とは言い難い。接続用のケーブルがないので、まずは手元の金酸抵抗(100Ω)をZ0=50Ωで正規化した場合のSWRのf特を測ることに成功。今日はここまで。難儀しそうな分、記事がたくさん書けそう。
test20110227.jpg

2012/10/09追記
最近、別のVNA"mini VNA PRO"を試す機会がありました。比較記事が、当局のWebサイトの方にあります。

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