2011 ARRL 10mコンテスト

今秋は28M帯に注力してきたが、その最後がこのコンテストだろうか。例によって入賞とか眼中になく、ただ、ひたすら28M帯のバンドニューを追うのみ。

土曜朝7時頃からいつもの場所でQRV。珍局をコンテスト前にゲットしてしまおうという魂胆だが、サイクル23の頃のログを見るとこの時期、北米が入感するのは6:30過ぎてからのようだ。また、コンテストが始まる時間には東海岸はフェードアウトしてしまうのではないかと思い、この時間からのQRVである。

昨年とは一変して、ちゃんとDXコンテストの様相となっている。今春、WASを完成させたので、「ノースダコタ、ノースダコタ」と血眼になる必要がない。聞こえてくるWの局と適宜交信していくが、バッテリーを消耗したくないため、そうそう数はこなすことはできない。東海岸は聞こえないなあ。テキサスどまり。

午後2時過ぎから夕方の部を再開。ZC4、VUなどとQSO。日照の関係から西方面は東欧が限度だろうか。北欧なんて聞こえない。この日はトータル37QSOで終わり。

最近は朝夕に運用することがほとんどだが、この日曜は昼前後に運用することにした。中東あたりは午後の早い時間がよいようだ。10時頃から運用し、まずはアジア、太平洋方面。午後2時過ぎ、5X（ウガンダ）を発見し、無事QSO。これにて1DayWACが確実となった。どのくらいの短時間でWACを達成できるか競うのもありらしい。急いでヨーロッパロシアの局を探し出してQSO。朝10時過ぎにCXとQSOしてから4時間13分でシングルバンドのWAC達成となった。ただ、WACというものの、この日はVKとQSOしていないので「6大陸」ではない。このあと、VK局を探し出してQSOしてダメ押し。

SV9も発見しQSO。パイルになってもおかしくないのだが、当局も含めた数局のJA、そしてUゾーン数局がQSOしていったのみで、あとは可哀そうなくらいのCQの連呼。何故だろう。

月曜朝もちょっとだけ運用。米北東部は弱いが、南東部はまあまあの強さで入感。FLともQSO。W以外ではTI、HRともQSO。HRは先月のCQ WWで3.5M帯で聞こえていたもののQSOできなかったエンティティでオールバンドニュー。雪辱戦といったところか。Wと結構QSOでき、シリアルが100に近づいた。せっかくなので、西海岸も含めて聞こえるところを片っ端から呼んで100突破。コンテストで100以上のシリアルナンバーを送るのは何年ぶりだろうか。

結果
■QSO数：108(先月のCQ WWよりQSOしてしまった・・・)+コンテスト前に4QSO
■DXCCオールバンドニュー：HR
■28M帯バンドニュー：5X、A6、CX(意外)、EW、SV9、TI、VU、YO、ZC4

Wの州では、月曜朝にIL、MN、MIなど五大湖周辺の州と久しぶりにQSOできた。トータル27州とQSO。来春のARRLのDXコンテストが楽しみだ。このコンテストで、28M帯のシングルバンドDXCCがちょうどWkd100に達した。今秋の初めまではWkd32だったから3か月弱でバンドニューを68エンティティ稼いだことになる。スタート時点の32エンティティは交信容易なところがほとんどだろうから、その気になれば、春or秋のワンDXシーズンでDXCCも可能ということか（もっとも、ビッグガンは1回のコンテストで達成できるのだろうけど・・・）。以前の記事で「コンディション任せのハイバンド」なんて書いてしまったが、ハイバンドの爆発とはすごいものだ。

今秋、28M帯はコブラアンテナ一本で運用した（左の写真）。12m長のファイバーポール＋0.8mのファイバー棒に沿わせている。電気的には半波長の垂直ダイポールなので、給電点高約10m。これに堤防の高さ、約5mが加わるので実質的には約15m高。西側は河川敷で何もないので、西方面のパイルには結構強い。

コメント 2

10mのSV9はうらやましいです。この時期は忘年会が重なってradioができないのが痛いです。
by nori (2011-12-13 09:57) 

こんばんは。お久しぶりです。

SV9。どちらかというと珍しいところでしょうけど、個人的には7M､14Mに続いて3バンド目で、結構できています。今回はSV本土からの移動局で、しかもオペはラトビアの人らしいです。避寒目的の別荘ですかね。いいですね。もうeQSLももらっており、LoTWで確実にCFMできそうです。なぜ、パイルにならなかったのか、本当に不思議です。

noriさんも体調に気をつけて年末を楽しまれてください。
by pze (2011-12-13 19:32)