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「グローバルアワードプロジェクト」(その4)WAE [DX]

WAE(Worked All Europe)
ドイツの連盟DARCが発行しているヨーロッパ全域を対象としたアワード。いくつかのクラスが設けられているが、もっとも難度の低いクラス3の場合、40カントリー+100ポイント。「カントリー」と書いたが、これはDXCCのエンティティとは微妙に違う。例えば、コソボやシチリアが別カウントになっている。現存74カントリーでDXCCエンティティよりちょっと多い。「ポイント」というのは、基本的にカントリーごとのQSOしたバンドの数だが、条件からわかるとおり、ポイントを達成するにはあらかたのカントリーで複数バンドでのQSOが必要になってくる。しかも、カウントできるのは1カントリーあたり最大5バンドまでと制限がある。こういう別な条件をつけるのがドイツ人らしい。まぐれや地理的条件による影響をできるだけ排除したいのだろう。

手元のQSLを調べるとクリアしていたので申請フォームを作り、手続きの仔細についてアワードマネージャーに尋ねると、なんとLoTWのデータが使えるとのこと。DARCのWeb経由でLoTWにログインしてデータを取り込むらしい。使い方を教えてもらい、実行すると50カントリー、156ポイント。LoTWデータだけでクラス2(50カントリー、150ポイント)をクリアしていた(シチリアの局との1QSOが含まれていたが、ちゃんと別カウントになっていた)。そのまま画面から申請して、申請手数料5ユーロをPaypalで送金して終わり(Paypalの場合、別途1ユーロ要)。結局、PC画面上だけですべての手続きが行えた。ペーパーQSLを調べる必要もなかったわけだ。ドイツ国内のアワードも同様のようだ。こういうところはJARLも見習ってほしいなあ。ペーパーQSL用の申請フォームはDARCのWebから入手できるが、Excelシートである。ここにQSOデータを入力していくとカントリーやポイントが自動計算されるように関数が組み込まれている。こういうところもドイツ人だ。ホント、徹底している。e-QSLのデータも使えるが、有料会員でないとダメのようだ。

JARLのアワードもオンラインバンキングも使えばPC操作だけで申請が済んでしまうが・・・。うん?QSLカードを調べないといけないから、そうではないか。でもQSLカードの保持は自己誓約でOK。日本人の真面目さを信じてやっているのだろうから、それはそれで誇れることかもしれない。でも何か、レベルが違うよなあ。アワードとしての重みを感じない。申請して料金振り込むとすぐ届くし。申請者の免許情報ぐらいはチェックしているのだろうか?持っていて何か特典があるわけじゃないので、うそついて申請する人もいないと思うが。

WAE.jpg
話をWAEに戻して。申請から4週間ほどでアワード到着。アワードは重厚感あふれる格式あるもの。さすがヨーロッパ。WAZやADXAは、自分から希望しておきながら小言を言いたくなるが、このアワードは受賞条件のレベル感、手続き、マネージャーの対応、間合い、すべてがいいですね。クラス1(60カントリー、200ポイントが条件)も欲しくなった。ペーパーQSL・その後のLoTWでのコンファーム分も含めると現在56カントリー、189ポイント。17mや10mバンドで未交信/未コンファームのところがたくさんあるし、12mのEUは全くの手つかず。200ポイントは問題ないと思うが、残り4カントリーが問題だ。一般にいう「国」は全部交信してしまった。残るは小島・ミニ国家、他に1A0・SV/Aなどのようなレアな場所だけ。さらに70カントリー、300ポイントで盾だ。でも、「それはEU域内局向けでしょう」ととある方からのコメント。WAEクラシック クラス1を目指そうかな。今回申請した「スタンダード」に比べ、シングルモードのみ、WARCバンド対象外、1カントリー最大4バンドの制約が加わる。いや、これは難しいかな?

P.S.
届いた時に封筒が破れており、アワードも少し破れていた。なにもアワードと同じサイズの封筒で送ってこなくたっていいじゃない。ドイツ人の合理主義だ。ここは「ブツブツ・・・」。まあ、クラス1を目指すからいいが・・・。その際は無事に着いて欲しい。しかし、アワードナンバー115とは? そんなに数が出ないアワードなのか?

タグ:アワード
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