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実アース利用のバーチカル [アンテナ]

前から気になっていたのだが、いつも移動に行く場所に今秋から足場単管で組まれた柵が作られている。20mぐらいにわたって組まれていて、この間、単管が11本地面に打ち込まれている。これって良好なアンテナアースとして動作するのではと思い、トライしてみた。テスタで導通を測るに全体が直流的につながっている。テスタの測定端子1本を地面に挿して、柵との導通抵抗を測ったが、これは数Kオーム。でも、測定端子2本を地面に挿してその間の抵抗を測定してもこの程度の値だったので、テスタの測定端子ぐらいの接触面積ではどうしようもないのだろう。これ以上考えるのはやめ、実践あるのみ。

ベランダアンテナ取付金具を単管に取り付けた上で、普段使っているワイヤバーチカルを架設し、SWRを測定してみた。普段使っている車体アースの場合より、最良点が低い周波数に移っている。マグネットアースシートを自作した際の経験から、これはさらにアースが効いていると判断した。

さっそく7M帯と10M帯で運用。7M帯でE51が聞こえ、3upでパイルになっている。何回か呼んでゲット。その後EU中心に10局ほどQSO。いくつかはバンドニュー。JAの他の局が呼ぶのに難儀している局もあったので、それなりに電波は飛んでいるのだろう。

車体アースだと車の傍に立てたポールから車のルーフに向け斜めにエレメントを引きおろさなければならないが、これだと完全に垂直エレメント。見た目に気持ちいい。ただ、ちょっと気になっているのが、給電点インピーダンス。アンテナとSWRアナライザの間に60cmぐらいの短い同軸ケーブルを接続して、ほぼアンテナ直下のインピーダンスを測定したが最良点で60+j20オームぐらいだった。バーチカルの給電点インピーダンスは理論上36オームなので、約24オームがアース抵抗ということになる。車体アースも含め、こんなものなのだろうか?  あるいはもう少し低くなってもいいのでは? 20mもある構造だから、アースよりもカウンタポイズとして機能していたのかもしれない。今度、車体アースの場合も測定してみる予定。いずれにせよ、新しいアンテナ設置形態。

追記

平坦地ではなく、堤防の上というやや突き出した形の地形だから、アース抵抗がゼロとしても給電点インピーダンスは36オームより高くなるのかもしれない。であれば、アースロスは上に書いた約24オームより小さいはずで、であれば良いこと。

2010/2/7追記

2010/2/3の記事をご参照。AH-4を接続し、その先に逆Lを組んで160mでのQRVを狙ったが、SWRが下がらなかった。どうもカウンタポイズとしての動作だけだったみたいです。


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