3.5M(3.8M)/7M帯用2バンドバーチカルの自作(2) [アンテナ]
(前回からの続き)
3.5Mhz帯では何とか、バンド内に同調点を持ってきたが、ローエッジではSWRが高い。容量結合によるアースでは、アース効果が高まると同調周波数が下がるのが経験的にわかっているので、MAT-50を含め、手持ちのマグネットアースシートを総動員。さらに車体アース効果を高めるための道具(効果があるか検証中。効果のないものを喧伝する気はないので詳細は内緒)を使い、何と3.53Mhzまで下げた。あるいは気持だけかもしれないが、アース効果が高まったのか、3.5M帯でも北米内陸部の局と交信できるようになった。
ARRL Int'l DX Contest(CW)において、このアンテナで交信できたのは
3.5M帯:アーカンソー、アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、ニューメキシコ、オレゴン、テキサス、ワシントンの8州
7M帯:アーカンソー、アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、ジョージア、マサチューセッツ、ニューメキシコ、ネバダ、ノースカロライナ、ペンシルベニア、テキサスの11州
なお受信だけだが、3.5M帯でKP2をかすかに、7M帯でPJ4を聞いている(CQが空振っており、思わず呼びたくなったがガマン)。
SWRは約1.5。3.5M帯なぞはかなり短縮してあるので放射抵抗は低いはずだが、周波数が低いだけにアースロスが適度に加わり、程よい値になったのだろう。当初はマッチング用のコンデンサを給電点に入れることも念頭においていたが、とりあえずこのまま。全長11m超。一年前に10/14M帯用を作って以来、だんだん高く、複雑になってきた。まるでロケットの開発史みたいである。
最近はクリエイトデザインの3.5M帯用の小型ダイポールCD-78jrが売れているらしい。小型といっても3.5M帯だけに全長11.9m。それでも28%から30%ぐらいにまで短縮したことになるらしい。今回のバーチカルは3.5M帯で53%程度。製作前は3.5M帯で東海岸とQSOできればと思っていたが、今回はそこまでには至らなかった。
このアンテナを作った最大の目的は5Band WAC達成である(3.5M帯ではAF・SA、7M帯ではAFを残している)。とりあえず、WPXのCW部門まではこの状態で使おうと思っている。3.5M帯でアーカンソーまで飛んだので、南米はLUやHC8あたりは何とかなるだろう。アフリカはVQ9や5Rあたりか。
その後の改良だが、以下を考えている。
1.キャパシティハット
3.5M帯の放射効率改善が目的。でも、もうこれ以上長くできない。キャパシティハットを用いようと思っている。7M帯用のトラップの下にも7M帯のハットを設けようか? いずれにせよ、未使用時の収納性、そして軽量であることが必要。
2.トラップコイルの巻き直し
これも3.5M帯の効率改善。ローロスのケーブルのQの高さがわかったので、衛星放送用のS-4C-FBあたりを使おうと思っている。
3.アースの改善
やり方としていくつか頭にある。一方で、その進展によってミスマッチングになってきたら、整合を考えなければならない。
4.ポールのスッポ抜け防止。
使う12mポールは重さ3.3Kg。ポールが抜けて落下したら結構怖い。QST誌の2月号にこのポールのProduct Reviewがでているが、ここでも落下について言及されている。いろいろ思案中。
このアンテナは頂部のエレメントを短くすれば3.8M帯でも使えるので、WPX コンテストPhone部門でも試す予定である。
3.5Mhz帯では何とか、バンド内に同調点を持ってきたが、ローエッジではSWRが高い。容量結合によるアースでは、アース効果が高まると同調周波数が下がるのが経験的にわかっているので、MAT-50を含め、手持ちのマグネットアースシートを総動員。さらに車体アース効果を高めるための道具(効果があるか検証中。効果のないものを喧伝する気はないので詳細は内緒)を使い、何と3.53Mhzまで下げた。あるいは気持だけかもしれないが、アース効果が高まったのか、3.5M帯でも北米内陸部の局と交信できるようになった。
ARRL Int'l DX Contest(CW)において、このアンテナで交信できたのは
3.5M帯:アーカンソー、アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、ニューメキシコ、オレゴン、テキサス、ワシントンの8州
7M帯:アーカンソー、アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、ジョージア、マサチューセッツ、ニューメキシコ、ネバダ、ノースカロライナ、ペンシルベニア、テキサスの11州
なお受信だけだが、3.5M帯でKP2をかすかに、7M帯でPJ4を聞いている(CQが空振っており、思わず呼びたくなったがガマン)。
SWRは約1.5。3.5M帯なぞはかなり短縮してあるので放射抵抗は低いはずだが、周波数が低いだけにアースロスが適度に加わり、程よい値になったのだろう。当初はマッチング用のコンデンサを給電点に入れることも念頭においていたが、とりあえずこのまま。全長11m超。一年前に10/14M帯用を作って以来、だんだん高く、複雑になってきた。まるでロケットの開発史みたいである。
最近はクリエイトデザインの3.5M帯用の小型ダイポールCD-78jrが売れているらしい。小型といっても3.5M帯だけに全長11.9m。それでも28%から30%ぐらいにまで短縮したことになるらしい。今回のバーチカルは3.5M帯で53%程度。製作前は3.5M帯で東海岸とQSOできればと思っていたが、今回はそこまでには至らなかった。
このアンテナを作った最大の目的は5Band WAC達成である(3.5M帯ではAF・SA、7M帯ではAFを残している)。とりあえず、WPXのCW部門まではこの状態で使おうと思っている。3.5M帯でアーカンソーまで飛んだので、南米はLUやHC8あたりは何とかなるだろう。アフリカはVQ9や5Rあたりか。
その後の改良だが、以下を考えている。
1.キャパシティハット
3.5M帯の放射効率改善が目的。でも、もうこれ以上長くできない。キャパシティハットを用いようと思っている。7M帯用のトラップの下にも7M帯のハットを設けようか? いずれにせよ、未使用時の収納性、そして軽量であることが必要。
2.トラップコイルの巻き直し
これも3.5M帯の効率改善。ローロスのケーブルのQの高さがわかったので、衛星放送用のS-4C-FBあたりを使おうと思っている。
3.アースの改善
やり方としていくつか頭にある。一方で、その進展によってミスマッチングになってきたら、整合を考えなければならない。
4.ポールのスッポ抜け防止。
使う12mポールは重さ3.3Kg。ポールが抜けて落下したら結構怖い。QST誌の2月号にこのポールのProduct Reviewがでているが、ここでも落下について言及されている。いろいろ思案中。
このアンテナは頂部のエレメントを短くすれば3.8M帯でも使えるので、WPX コンテストPhone部門でも試す予定である。
2010-03-24 23:00
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