VNAを使う(4) 14M帯EFHWA(2) [エンジニアリング]
Port Extensionの使い方(2つ下の記事)を憶えたところで、思い出したことがある。自作の14M帯のEFHWAの測定をした際は、これを自分の頭の中で処理したが、よく考えるとこれも違っていた。頭の中にあったのは、VNAとアンテナの給電部を接続したケーブルの分。実はその先の給電部の中にコモンモードフィルタを入れ込んである。これに要したケーブルの長さを考えていなかった。ということでやり直し。さっそくVNA出動。
まず、給電部のLC回路と給電用ケーブルの接続を断ち、TDR測定(下図紺線。左側がVNA、右側が測定対象)。
測定のために接続したケーブルを通過に要する所要時間(往復)が約15nsなので、中央の小さな山がおそらくコネクタ部。ここを過ぎてからはコモンモードフィルタの部分になるが、特にこれといったインピーダンスの乱れが見られないのが、うれしい。急峻なピークが接続を断った行き止まりで、ここまでが22.52/2=11.26ns。
この値をPort Extensionに設定し、アンテナの給電部をもとに戻して、給電部のLC回路のインピーダンスを測定する。アンテナエレメントは接続していないので、LC直列回路になって見える。測定結果が下図。
緑線が抵抗(R)分、赤線がリアクタンス(X)分である。スミスチャート上の軌跡(紺線)もキレイだ。14Mhzを上回るところでRが最低となっているが、X=0となるのは13.8Mhzあたりである。もともと、MFJ-259Bにリンクコイルを取り付けてディップメータとして使い、共振周波数を14M帯のローエッジにもっていったが、これを見るともう少し共振周波数を上げてもよいようだ。確かにフォーンバンドでは、SWRが悪かった。
JIDXコンテストの日、合間を見て、アンテナのインピーダンスを測定した。本当の給電点の値になる(続く)。
まず、給電部のLC回路と給電用ケーブルの接続を断ち、TDR測定(下図紺線。左側がVNA、右側が測定対象)。
測定のために接続したケーブルを通過に要する所要時間(往復)が約15nsなので、中央の小さな山がおそらくコネクタ部。ここを過ぎてからはコモンモードフィルタの部分になるが、特にこれといったインピーダンスの乱れが見られないのが、うれしい。急峻なピークが接続を断った行き止まりで、ここまでが22.52/2=11.26ns。
この値をPort Extensionに設定し、アンテナの給電部をもとに戻して、給電部のLC回路のインピーダンスを測定する。アンテナエレメントは接続していないので、LC直列回路になって見える。測定結果が下図。
緑線が抵抗(R)分、赤線がリアクタンス(X)分である。スミスチャート上の軌跡(紺線)もキレイだ。14Mhzを上回るところでRが最低となっているが、X=0となるのは13.8Mhzあたりである。もともと、MFJ-259Bにリンクコイルを取り付けてディップメータとして使い、共振周波数を14M帯のローエッジにもっていったが、これを見るともう少し共振周波数を上げてもよいようだ。確かにフォーンバンドでは、SWRが悪かった。
JIDXコンテストの日、合間を見て、アンテナのインピーダンスを測定した。本当の給電点の値になる(続く)。
2011-04-17 15:15
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