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AH-4 再び移動運用へ [アンテナ]

家のベランダアンテナ用に使っていたAH-4のケーブルを交換し、移動運用に持ち出しやすいようにした。AH-4を移動運用に引っ張り出すのは数年ぶりである。当初はAH-4 + ランダムワイヤでQRVしていたが、その後、バンドごとに調整を取ったアンテナを使うようになったため、ベランダアンテナ専用となっていた。
もともと移動時にはポールの先端に取り付けることを想定していたため、AH-4には、約7m長の同軸ケーブルとコントロールケーブルがぶら下がっている。このままの状態でベランダの外に出すのは結構、難儀する。そこでケーブルを短くして持ち出しやすいようにした。ケーブルも3.5D-QEFVと細いものにした(写真左)。これを機に汎用コントローラも自作(写真右)。
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先週の160mバンドの運用で用いた。アンテナワイヤはもともと160mバンドのダイポール用に用意した約40m長のワイヤ。カタログスペック上、160mバンドはAH-4の動作保証範囲外ではあるが、十分長いエレメントを接続すると160mバンドでも動作することは、各局さん報告のとおりである。が、自分の所有するAH-4が本当に動作するかどうかは使ってみないとわからない。動作することを無事確認でき、これでAH-4の使途が広がった。

このケーブル付け替え後、AH-4を用いてのベランダアンテナのSWRの下がり方が悪くなった。ハイバンドでは、以前はほとんど1まで下がったが、今は1.5ぐらいまでしか下がらないこともある。AH-4の直下に廻りこみ防止のためのフィルタ(FT-240#43にW1JR巻きで14回巻き)を設けたが、これが原因と推測している。どうせ不完全なアースだから、以前は同軸も含めて整合させていたのだろうが、これができなくなったというところか。でも、ベランダアンテナだから、本来はそんなものではないのだろうか。その方がケーブルからの不要放射がなくなって望ましい。


Spiderbeamの12m長グラスファイバーポール(続) [アンテナ]

まだ使っていないが、製品のインプレションを少々。

同社のWebには「強い」、あるいは「その辺の釣竿と一緒にするな」的なことが書かれているが、確かにファイバーの肉厚が厚い。先端セクションでも1.4mmほどの厚さである。しかもここでもまだ中空である。バーチカルに使う分には、アクリル棒あたりを差し込んでさらに高さを稼げそうである。同軸が3.5D、ワイヤが0.75スケアぐらいであれば、ダイポールも十分支えられそうである。
Spiderbeam_7.jpg
元径は55mmと10mクラスのポールに比べて一回り太い。各セクションのテーパーが小さく、きちんと作られているので肉厚を厚くできるのであろう。このポールに比べると、正直言ってPG-ANT-100は値段相応だ。

今使っているポールを使う際、ロープの力が直接加わらないように、あるいは傷がつかないようにするため、ポールの最下部を塩ビ管に入れた上で柵などに結わえている。このSpiderbeamのポールの最下部のセクションは塩ビ管のVU50(内径56mm)にうまく収まる。若干ゆるいが、VU管の端に幅の半分がはみ出る形でビニルテープを巻き、はみ出た部分を内側に折り込む形にすれば、ちょうどいい感じである。VU管の長さをポールに合わせれば、このVU管がポールのハードケースにもなる。

Spiderbeamの12m長グラスファイバーポール [アンテナ]

本当は昨年最後の記事にするつもりで書いていたのだが、2010年にズレ込んでしまった(理由は最後尾)。今年のアンテナ強化の第一弾としてSpiderbeamの12m(40ft)長グラスファイバーポールを購入し、先日到着した。ドイツからの送料込みで15,000円弱。ポール自体は約66ユーロで円価では1万円に満たないが、商品の重さだけでも3Kg超なので、結構送料がかかる。現在、グラスファイバーポールは横浜のハムショップ、ハムランドで販売している10m長ポール「PG-ANT-100」を使っている。ほかにも10m長のグラスファイバーポールがハムショップ等から販売されているが、その差2m。なぜ2mにこだわるのか・・・。
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1/2λノンラジアルバーチカル その後 [アンテナ]

9月に3回シリーズで書いた1/2λノンラジアルバーチカルの製作。後は微調整だけだと思って記事を終わらせてしまったが、実はうまくいっていない。あの記事、結構アクセスが多いので、追実験を行って結果報告をと思っていたが、今日まで延びてしまった。

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実アース利用のバーチカル [アンテナ]

前から気になっていたのだが、いつも移動に行く場所に今秋から足場単管で組まれた柵が作られている。20mぐらいにわたって組まれていて、この間、単管が11本地面に打ち込まれている。これって良好なアンテナアースとして動作するのではと思い、トライしてみた。テスタで導通を測るに全体が直流的につながっている。テスタの測定端子1本を地面に挿して、柵との導通抵抗を測ったが、これは数Kオーム。でも、測定端子2本を地面に挿してその間の抵抗を測定してもこの程度の値だったので、テスタの測定端子ぐらいの接触面積ではどうしようもないのだろう。これ以上考えるのはやめ、実践あるのみ。

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マグネットアースシートの自作(本編) [アンテナ]

10月になり暑さも収まったところで作業再開。材料は以下のとおり。

①マグネットシート(DIY店やホームセンターで入手可。3月に作ったものは10cm×30cmのサイズでMAT-50より一回り大きい。お値段は約3~400円。今回のものはA4サイズぐらいで約700円)
②銅テープ(手持ち)
③ケーブル(手持ち。ACコードを割いたものを撚り合わせた)
④アルミホイル(手持ち)
⑤ワニ口クリップ(手持ち)
⑥ゴムシート(手持ち)

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マグネットアースシートの自作(序) [アンテナ]

今年からHFハイバンドの移動用のアンテナを、車体アースを利用したバーチカルに替えた。それまでは釣竿を利用したダイポールを使っていたが、架設・撤去に時間がかかるためである。車体アースには第一電波のMAT-50を利用した。SWRが簡単に下がるし、春先のWPX RTTYやARRL TestのCW部門では活躍してくれた。お手軽にアースを取りたい向きには試してみる価値のある商品だと思う。が、・・・。

■「3.5Mhzでは2枚必要」というメーカーのアナウンス。ローバンドではアース効果が不十分ということだろう。別に非難する気はない。ネット上の書き込みを見ると7M帯でも実用になるようだが、この面積で実現しているのだから、むしろよくできていると思っている。
■アンテナ基台に取り付けるためのケーブルの細さが気になる。アースリターンに用いる線としては心細い。メーカーは、「50Mhzではケーブルを20cm以下に切断して」とアナウンスしているが、高い周波数ではインダクタンスが大きいのでは?

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1/2λノンラジアルバーチカル(3) [アンテナ]

(For non Japanese, please see my website. proceed to Library-EFHWA)
いよいよ外に持ち出して調整である。17.7Mhzの半波長のエレメントを接続し、ファイバー竿に沿わせて垂直に設置する。が、残念ながら、相変わらず21Mhz前後で同調する。もしかしたら、このアンテナは21M帯用? ならばとエレメントを21Mhzに合わせると、その通り21Mhzあたりで整合するが、15Mhzあたりから22MhzぐらいまでSWRが2~3と、今はやりのBBアンテナ状態である。でも、共振回路が入っているからそんなブロードなことはないはずだ。これまで同軸ケーブルを使ったトラップを何個か作って実戦に投入してきたので、共振周波数の測定が間違っているとは思えない。

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1/2λノンラジアルバーチカル(2) [アンテナ]

次はリグ側の一次コイルを巻く必要がある。TKEさんのWebでは、一次側の巻き数は3ターンとある。一次側と二次側のインピーダンスの比率は巻き線比の2乗に比例するからアンテナ側の給電点インピーダンスは計算上50Ωx(8/3)x(8/3)=356Ωとなる。電圧給電アンテナにしては低いなと感じている。私の場合、共振回路(アンテナ)側を11ターンにしたからもう少し上がることになる。どうしようかなと思ったが、とりあえず3ターンとし、共振回路のコイルの上に重ねて巻いた。

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続・シルバーウィーク -1/2λノンラジアルバーチカル- [アンテナ]

連休後半は、以前から作ろうと思っていた”1/2λノンラジアルバーチカル”の製作にトライ。聞きなれない名前かも知れないが、要するにサガ電子で販売しているツェップライクアンテナと同じで、これを垂直で使用するから自分ではそう呼んでいる。もちろん水平で使用しても構わない。名前からわかるとおり、アースが不要で、おそらく1/4λの接地アンテナより実用上、低い打ち上げ角を持っているのではと思っている。片端給電なので架設も楽である。実はサガ電子の21M帯用の”ZA-21”を持っているが、垂直で使用してVP2EをSSBでゲットしたことがある(移動なので出力50W)。このときは、よくわからずにカーボン竿の中にエレメントを通して使っていた。カーボン竿は導電性があるため、カーボンにエネルギーが吸収されてしまうらしい。それでもカリブまで届くのだから、ちゃんとグラスファイバー竿を使えば、もっとすごいのではと思っている。

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